黄昏ウイスキー 

大阪は京セラドーム前の大人の小さなBAR「BARin」の日記 

V675と長崎

衝撃的な番組を観た。
NHKで先日、放送された。
「原爆投下」
(活かされなかった極秘情報)
なる。ドキュメンタリー番組だが、
日本陸軍に、特殊諜報部隊という、
部隊があり、アメリカ軍のモールス信号の、
解読等に励んでいた。


モールス信号は、
暗号化され、解読は困難だったようだ。
が、その頭に付く、
コードネームまでは辿り着いていた。
そのコードネームの中に、
正体不明なものを、発見、
それが「V675」
B29のテニアン島からの、
特殊部隊、
そう、「エノラゲイ」だ。
広島への原爆投下の何時間も前に、
特殊諜報部は、
この正体不明の部隊の接近に、
気付いていたのだ。
そして、この情報を(エノラゲイが日本に向かう)
初めに捉えた方が、
ご存命なのだが、
赤裸々にその時の事を、
語られていた。
何度も、悔しいと、
発言されていたのが、
印象深い、、、


私自身は、奇襲と言えば、
奇襲なのだが、もっと、
日本軍が無防備な状態での、
原爆投下と、考えていた。
それは、ごく自然な発想だろう、
戦後の私も、
そして、当時の軍人達も、
この番組で、
私が、一番胸に響いたのは、
諜報部員の方々では無く、


本田稔氏、
ご存命で、
旧日本軍パイロットだ。
そして今日、
8月9日、
長崎に「V675」
そう、B29
「ボックスカー」が接近、
その5時間前に、
日本軍は、その情報を察知していたのだ。
それを、上層部が、もみ消した。


本田氏が語っていた。
「何故、出撃命令が出なかったのか、
それだけ、情報がなかったんですかね〜」
違う、あったのだ。
本田氏が悔やむ理由は、
氏が待機していたのが、
大村基地
長崎とは、目と鼻の先、
そして、操る戦闘機は、
日本が誇る。
名機「紫電改
紫電」の改良型、
のちに、評価は分かれる機体だが、
本田氏は、こう語っていた。
「B29は落とせない、機体ではない」
体当たりしてでも、落とすつもりだったらしい、
紫電改」なら、可能だっただろう、
B29の実用上昇限度は、
9,720m
紫電改の実用上昇限度は、
紫電一一型なら、
12.500m
紫電二一型なら、
10,760mだ。


故に、同じ高度、
いや、それより上を飛べる。
B29の最高速度は、
576Km
紫電改は高度5600m
計算だが、
どちらも、580km以上は出る。
この機体があり、
目と鼻の先に待機し、
5時間前に情報を察知していた。


と、いう事実を、
本田稔氏は、
時を越えた。
66年後の、今、
その事を知った、、、


長い間、言葉を無くされていた。
これは、残酷な事実だ。
それでなくても、今日まで、
悔いに悔いて居られたのに、
今更、この事実を突きつけられても、
言葉が見つからないだろう、


本田氏は最後にこう語った。
「これが、日本の姿なのですかね」
「こんな、事をしていたら、
同じ事を繰り返しますよこの国は」
と、、、、、


原爆投下を止めれなかった男達は、
苦しみ、悔やみながら、
今を生きている。
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