これは、事実だ。
いや、毎回事実なのだが、
少し前、不思議な夢を見た。
何故か、子タヌキが出て来た。
両手の指に、
魚釣りの糸のような物が、
絡まっていた。
それを、取っている。
じっと、見ていた。
取れた。
すると、
「僕、一人で、できまちた」
と、子タヌキが喋った。
何とも可愛らしい、
これは、多分、
現在放送中の、
犬が喋るドラマのCMを観たからだろう、
そう、思った。
そして、昨日の続きになる。
金髪に、流木を防腐剤で、
真っ黒に塗られ、
仕方なく、夕暮れ、
大和川に走った。
ここに来ると、いつも何かあると、
書いたが、信じられない事が起こった。
紛れも無い事実だ。
ここ、
ここだ。
歩いていた。
ふと、何かの気配を感じた。
するとそこに、小さな生き物がいた。
子猫か?
ち、違う、手に何かを持っている。
た、タヌキ!
しかも、子タヌキ、
しかも、夢で見たタヌキだ!
大きさも、色も同じだ。
手に、カニのようなものを持っているので、
夢で見たポーズと、同じだ。
信じられない、
一気にテンションが上がった。
じっと、こっちを見ている。
そのうち、面倒臭いな〜と、
いう感じで、草の中に消えていった。
日が沈む、が、流木どころではない、
子タヌキを探した。
どうしても、写メを撮りたい、
探した。探した。
しかし、この日は満潮、
思うように、歩けない、
見つからなかった。
残念、
しかし、今年はカニが多い、
それを食べて生きているのだろう、
不思議な出来事だ。
そして、一人、流木を集め、
車に積み込んでる時、
何かが足に絡まり、
こけそうになった。
見ると、魚釣りの糸が足に巻き付いていた。
どこまでも、不思議な一日だ。