黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

自分達で、、、

何でもそうだが、
私は、自分で何でも作る。

解りにくいだろうが、
水道の配管も、
繋いだ。
こんな事が、出来るBARのマスター
も、少ないだろう、


そして、従業員にも、
何でもやらせる。
それを、見ている。
と、その人の人間性が良く分かる。


もう、勤めて何年になるか、
名古屋の申し子「金髪」は、
木製の階段まで、作れるようになった。
それが?
なのだが、これは世界観を広めているのだ。
小さな世界に居ると、すぐに天狗になる。
その証拠の発言がこうだ。
金髪「この界隈では、俺が一番ミキシングが上手い」
それが、どうした?


それが出来ても、クロスは貼れない、
左官は出来ない、
水道の配管も、
そういう事だ。
結局、店に居る時しか、
大きな顔は出来ない、
そういう事を教える為に、
自分達で、何でも作るのだ。
理由は、謙虚になる為だ。


最近来た「K大」君も、
「あ〜だ、こ〜だ」と、
人のやる事に、口出しして来た。
暇だから、相手をしてあげてたが、
最近は喋らない、
自分が無力だと言う事が、
解ってきたようだ。


誰もがする。若い時の失敗だ。
若さゆえ、何でも出来ると、
過信してしまう、
が、実際やってみると、
何も出来ない、
ペンキを汚く塗る程度だ。
そういうものだ。
今、彼らが、大工さんを見れば、
神だと思うだろう、


そりゃ〜そうだ。
正確に木を切り、
組み合わせ、家を作る。
やってみたら、解るが、
出来ない人からしたら、
神業に近い、


そして、先日、
初めて、壁紙(クロス)を金髪に貼らした。
前日、金髪「僕はクロスは、貼れると思いますわ〜」
と、言った。
当日、行くと、壁にしわくちゃになった紙が、
張られていた。すると、
金髪「まあ、最初から無理って、
解ってたんですがね〜」
と、言い方がまるで変わっていた、、、
そういうものだ、、、


最後に、遡る事6年程前、
金髪が初めて、波乗りに行く前の日、
金髪「僕はね〜多分、
一日で立てると思いますわ〜」
あれから、6年、二秒以上立つ金髪を
まだ、見ていない、、、、