黄昏ウイスキー 

大阪は京セラドーム前の大人の小さなBAR「BARin」の日記 

俺通信 箱 1

「おかん通信」「おとん通信」
を心待ちにされている。
イクポンさん、被災地でまだ、
ボランティアをされているのだろうか?
そのイクポンさんには、申し訳ないが、
今回「俺通信」を書かして頂く、


「俺通信」とは、
そう、私の事だ。
人には、色んな癖があるものだが、
それには、奇行と呼ばれるものもある。
あれは、確か5〜6歳の頃、
私の父は、電気店で、
店名が書いてある車で、
家々の電化製品の修理に回っていた。


ある日、その車を近所で見つけた。
ドアに触れると、
鍵が掛かっていない、
そっと、開けた。
中に入った。
いい事を思いついた。


この車の中に隠れ、
おとんが帰ってきたら、
驚かせたやろう、そう思った。
待った、来ない、
待った、来ない、
暇になって来た。


車の後ろを見た。
それがいけなかった。
小さなダンボール箱を見つけた。
じーと見た。
すると、来た!
何が?
おとんか?
いや、便意だ、、、、


当時、何故か私は、小さな箱を見ると、
うんこがしたくなるという、
病気に掛かっていた。
箱を開けた。
しゃがんだ。
出た!
閉めた!
帰った!


夕飯時、おとんが帰って来た。
開口一番、
「猫にうんこされたわ〜」
と、言った。
私は、ご飯を食べながら聞いていた。
「おかしいな〜、箱閉めてたし、
車の中には、猫おらんかった。
どこから、入ったんやろ〜」
おかんが言った。
「あんた、ご飯の時に汚い話、
しーなや!」


いやいや、待て、おかん、
許してあげてくれ、
それは、多分、あなた達の息子の
うんこだ、、、


私のうんこを、
猫のうんこと思ったいるようだ。
どうも、お客さんに頼まれた、
何かの大事な部品を、
入れた箱だったようだ。
お客さんの家に着き、
箱を開けると、中から、うんこが出て来て、
お客さんが叫び、おとんも叫び、
たまらず、おとんはそのまま帰ったらしい、
それが、まさか自分の息子のうんことは、
夢にも思わないので、猫だと思ったようだ。
おとんが、言った。
「しかも、上手に箱閉めとんねん」
私は思った。
馬鹿か、よく考えろ、
猫が箱を開け、閉めるはずが無い、
肉球が、邪魔だ、、、


いつもはよく喋る私だが、
流石にこの日は、喋らなかった。
今思えば、酷い営業妨害だ。
おとんが、
「明日、謝ってくるわ〜」
と、肩を落とし、呟いた、、、
何故ばれないのだ。
犯人はここにいる。
しかも、肉親だ、、、


しかし、これだけでは終わらない、
そして、私の奇行が、
白日の元に晒される事に、、、
      つづく、、、