黄昏ウイスキー 

大阪は京セラドーム前の大人の小さなBAR「BARin」の日記 

懐かしい思い出 二十歳の海 3

先日の続きを書こう、
世の中は広い、色んな仕事がある。
そして、自分が無力だと気付いた。
本を読んでも、何も出来ない、


冬に休みが出た。
上野に行った。
御徒町を探索した。
アメ横だ。
大阪に何処となく似ている。
雑居ビルも、平気で入っていった。
至る所にお店がある。
階段の下の小さな空間でも、
ジッポー等を売っていた。


お気に入りの場所になった。
しかし、東京の広さには驚いた。
夏に休みが出た。
初めて海に行った。
と、遠い、、、
車で、案内して貰った。


何処にする?と、言われても解らない、、、
次々とポイントを回った。
度肝を抜かれた。
車で、5分程走ると、
波の質が違う、海岸や、岩場や、
漁港みたいな所でも、波が立ってる。
関西人には考えられない、環境だ。


な、なんだ、ここは、、、
しかも、それは、千葉の極一部だ。
一番ビギナーが多そうな海岸を見つけた。


「御宿海岸」だ。
「月の砂漠」で有名な場所だ。
遠浅になっているので、
前と後ろに、インとアウトが、
二つある。手前がビギナーポイントだ。
皆、あまり上手くなかった。
(なんだ、こんなもんか)
と、思った。
そして、一度上がった。


一緒に行った人が魚釣りをしているので、
見に行った。
そこで、凄いものを見てしまった。
堤防にこすられ、波が大きくなる場所があるのだが、
そこに、小学生、中学生が、一線で並び、
次々と波に乗っていた。
皆、同じスタイル、同じパターン、
何度も、何度も同じ事を練習している。
そこに、プロかローカルか、大人が付いて、
アドバイスをしている。
皆、大きな声で返事をする。
体育会系の世界だ。


私のテクニックでは足元にも及ばない、
放心状態になり、
時間のある限り、ずっと見ていた。
その当時は、関西ではそんなに、
小学生、中学生は見かけなかったが、
ここには沢山居る。
今も、目に焼きついている。
この子達が大きくなったら、
と、考えると、
関西で、サーフィン等と、
言う事が、恥かしくなった。


二十歳の海で見た
大きな挫折だ、、、


たかが、国内で、世の中の大きさを
思い知らされた。
私の人生は考えれば、そういう挫折の連続だ。
が、そういう、挫折や、失敗を重ね、
人は大きくなるのだろう、
恥かしい事では無い、
恥かしいのは何もしない事だ。