黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

何を作っているのだ?

プライベートBARを完成させた途端、
何故か、車がこうなった。

大量のブロックと、木材、
これを、一人で何往復かした。


若いのが出て来ない、
いつも、一番年長の私が頑張っている。
しかも、驚くのは、今の人達は、理論武装はするが、
何も出来ない、釘すらまともに打てないだろう、
ペンキはベタベタ、木も切れない、
自分では、出来ているつもりなのだが、
出来ていない、、、
そして、私(糖尿病患者)よりも、
体力が無い、
車も無い、
単車も無い、、、


全ては口、だけ、、、、
こりゃ〜サーフィンに連れて行ったら、
溺れ、テニスをさせたら、
フラフラになるのだろう、
キャンプに行けば、座り込むだろう、
何かをデザインさせたら、
不気味な物を作るだろう、


これだけ、経験がなければ、
人間が薄っぺらい、
それを隠すために、口だけが、
どんどん達者になるのだ。
経験を積んだ大人には、
それはコントにしか見えない、
笑いを堪えるのが辛い、、、


じゃあ、お前はどうなんだ?
私?私が二十歳の時、
建築現場にアルバイトに行った。
何でも、やってみたくて、
「やらせて下さい」と、
自分から、積極的に志願した。
全然関係ない、職人さんの手伝いもした。


自分では、簡単そうに見えた。
が、何をしても、職人さんから、
「こりゃ〜ダメだ」と、言われた。
(なんで?)
素人目では解らないものなのだ。


一番、切れたのは、排水溝の中に、
排水の水路を、セメントで造るのだが、
自分では、完璧に出来ていたが、
職人さんに、怒られ、潰された。
しかも、何度も、悔しいから、
答えを聞かなかった。


上手な職人さんのを見た。
違いが解らない、
数ヵ月後、又、同じような仕事があった。
職人さんの後ろで、
邪魔にならないように見ていた。
気付いた!
私は、上辺を綺麗にし、
ごまかして、いただけだったのだ、、、、
職人さんには、見破られていたのだ。
私も、バーテンダーという、
職人さんだ。
そう、職人さんには見破られる、、、


少年よ、大志を抱け、
では無く、少年よ、経験しろ、なのだ。
全てが机上の空論にならないように、
体験し、経験する。
何も出来ない男は、カッコ悪いぞ〜、