黄昏ウイスキー 

大阪は京セラドーム前の大人の小さなBAR「BARin」の日記 

宮沢賢治 

「もうはたらくなレーキを投げろ
この半月の雲天と
今朝のはげしい雷雨のために
おれが肥料を設計し
責任のあるみんなの稲が
次から次と倒れたのだ」


これは、宮沢賢治
作品1088番(もうはたらくな)
なのだが、最近頭から離れない、
何度も、TVで、賢治が取り上げられている。
そう、東北は花巻の出身だからだ。


賢治は地元の農民の方達に、
肥料や、土壌の相談を無料でしていた。
おれが肥料を設計し、
と、あるのはそういう事だ。


しかし、天候の事は、
あくまで、天災だ。
しかし、責任感の強い、
賢治はその事までも、
自分の責任と受け止めている。
これだけ、怒りの感情を表に出す作品は、
賢治には、珍しい、


では、何故この作品なのか?
それは、東電だ。
危機管理が甘かったのは、
当然の話なのだが、
あれは、天災だ。
が、しかし、賢治は天災でも、
心を痛めている。
自分自身に何の利益も無い事でも、


今は、静かに暖かく見守ろう、
そしてこの詩は、こうして終わる。
我が国の総理大臣と、東電の社長に、
ぜひとも、聞いて頂きたい、


「すっかりぬれる支度をし
頭を堅く縄(しば)って出て
青ざめてこわばった
たくさんの顔に
一人づっぶっかって
火のついたようにはげまして行け
どんな手段を用ひても、
弁償すると答えてあるけ」