黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

僕の禁煙日記 1 悪夢

ついに手に入れた、DON!

「お医者さんと禁煙しょう」
チャンピックス(禁煙補助薬)
昨今の禁煙ブームと、タバコの値上げの煽りを受け、
暫く、品切れとなっていたが、今年1月に入荷し始めた。
Dr Fに頼み、出して貰ったのだが、
ん〜なかなか、踏ん切りが付かない、


タバコを止めたら何をしょうか?
という不安めいたものが、煙のように立ち上がる。
それと、副作用だ。吐き気等の副作用が起きるらしいが、
中でも、「いつもと違う夢を見る」とあるのだが、
元来、私は毎晩、悪夢を見る。


それはそれは恐ろしい夢だ。
最近で恐かったのは、「カニおっさん」
カニの甲羅の部分が、温水さんのような髪型のおっさんの顔で、
口からザリガニのような細い足が
数え切れないぐらい出て、部屋中を走り回っていた。
ガサガサと音を立てて、あまりにリアルなので、目が覚めた瞬間、
「カニおっさん」を探した。


これは比較的短い夢なのだが、
殆どが長い、1時間や2時間は平気で見る。
例えば、犯罪者と間違えられ、
囚人達と同じ所に、投獄されるのだが、
どう見ても、駅の喫煙ルームなのだが、
そのガラスは特殊なガラスで出来ていて、
ロケットランチャーでも、破れない、
そして鍵はただ一人だけしか開けれない、
DNAのパターンチェックがあるのだ。


そこに居たのは、外国人、白人、黒人
そして、私、ガラス越しに見ると、
そこはハイウェイのようだが、
先が上り坂になっていて、雲に突き刺さり、
道が消えている。空は太陽が輝く、青空だ。


そして、その消えている道に向かい、
何台かの車が、並んでいる。
マスタング、カマロ、ファイアーバード、
往年の名車達だ、それに囚人達は乗せられ、
その坂道をノンストップで駆け上がり、
雲の中に消えていく、次々と、


すると、入り口のほうで、何か起こっている。
囚人の一人が、看守から鍵を奪ったのだ。
「カモン!」大きな声に誘導され、
走った。マスタングに乗り込み、
逆に走る。私を含め三人だ。
車を操るのは、赤いスカジャンを着た黒人男性、


前には警察、しかもアメリカンポリス、
ショットガンを打って来る。
黒人男性が日本語で、
「なんてこった!」
と叫んだ。
大破する車、慌てて方向を変えるが、
前は雲に突き刺さり、途中でなくなっている道、
「シッド!」と後ろの席の白人、少し金髪の髪の毛が
叫んだ。車は急加速をし、道無き、道へ


この先なのだが、この先は「悪魔の世界」のようだ。
殆どの者が帰らぬ人となる。
悪質な犯罪者は、島流しのように、この世界に流されるのだ。
ここで、死ぬより一か八かを選んだのだ。
カメラが変わり、大きく飛ぶ車が下から見えた。


気が付くと森の中、そこら中が毒キノコのような世界、
赤や黄色や、青、カラフルな世界だ。
バサバサと音が鳴る。
見上げると、筋肉質のおっさんが数人、
ち○こを出し、丸裸で空を飛んでいる。
だが、背中の羽が、カゲロウのような薄っぺらい羽なので、
安定性が無く、フラフラと飛んでいる。


監視のおっさんのようだ。
私は這うように移動した。
この間も長かったのだが、省略しよう、
大きな木の根っこに穴が開いている。
「これだ!」何故かそう思った。
入った。真っ暗だ。


道路に落ちた大正区の平尾5丁目の路上だった。
夜の街を歩いていたら、
赤いキャデラックに乗った男が、近づいてきた。
声を掛けられた。日本人か、外人か解らない男だ。
何故か、昔のマフィアの格好をしている。
「よく戻れたな、これが手帳だ。それとこれが相棒だ」
と、車の鍵を渡された。


手帳は私の写真が張ってある。数年前の免許証の写真だ。
字は英語とも何語とも取れない、不思議な文字だ。
どうも、「悪魔の世界」から帰った者は、
不思議な力を持ち、「世界悪魔祓い会」という、
組織に無理やり、入会させられるのだ。
断れば、死だ。


その「悪魔の世界」から、低級悪魔が少しづつ、
この世界に漏れて来るのを退治するのが仕事だ。
仕方なく、ポンコツ車に乗った。
そして悪魔達との戦いが始まった。
       つづく、、、


と、いったような夢を見るのだが、
殆ど鮮明に覚えている。
毎晩の悪夢が、
この薬の副作用の悪夢が合体したら、、、、
考えただけで、こ、恐い、、、