黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

気になる人物 鶴瓶師匠

初めに私事で、申し訳ないが「イクポン」さん。
いつも的確なコメントを有難うございます。
よく読んで、理解されている事が、伺えます。
今後も、つたない文章ではありますが、宜しくお願い致します。
そして又、月間アクセスの記録を更新した。
新たな高みに向かって、挑戦が始まった。
小さな事だが、挑戦は大事な事だ。


そして混乱を招きました。
「洋平」君ですが、
解説しよう、この「洋平」君は
「洋平」=「アホ」の方では無く、
「洋平」=「賢い」の方で、
決して「洋平」=「お前は首じゃ!=嫌です!」
の方では無くて、
「洋平」=「カリスマ・ヘアーメイク・アーティスト」
の「洋平」君でした。


お解り頂けただろうか、
全く同じ名前なのだ。
その当店を手伝っていた「洋平」君なのだが、
芸能界に行くと行って旅立ったが、
さあどうなっていることやら、
TVにはいつ出てくるのだろうか、
まだ、その連絡は無い、


TVといえば、当店も何度かTVの取材はして頂いているのだが、
BARとしての取材は1度だけで、
後は「親父ギャグをを言うマスター」
と、「めざましTV」の特番に出演したのだが、
それはメインコーナーで、「鶴瓶さんの友達を探せ」
という設定だった。


アフリカの原住民からスタートし、
鶴瓶」さんの写真を持ち、
世界中を尋ね歩く、「あなたはこの人の友達ですか?」
「もしくは、この人の友達を知りませんか?」
と言う事だ。世界中の色んな都市を廻り、
何ヶ月も掛かり、日本にやって来た。
そして日本で又、ぐるぐると色んな町を尋ねていた。


これはある大学の教授が、確率論で、
日本なら、10人以内、海外なら、20人以内に、
必ず友達に出会えるという、理論を検証する企画なのだ。
ある晩、営業中に電話が鳴った。受話器の向こうで男が叫ぶように言った。
「あなたは鶴瓶さんの友達ですか?」
「はあ〜?」
「あなたは鶴瓶さんの友達ですか?」
これはきっと新手の悪戯電話だ。
と思った。
男は尚も悲痛な声で「あなたは鶴瓶さんの友達ですかー?」
ロックンローラーのように叫んでいる。
怖くなって来た。頭がおかしい人だと思った。
「切りますよ〜」と言うと、男は慌てて素性を明かした。


なるほどそういうことか、合点がいった。
「もう一だ聞きます。あなたは鶴瓶さんの友達ですか?」
答えはNOだ。
「ではあなたは鶴瓶さんの友達を知っていますか?」
答えはYESだ。
「ほ、本当ですか?よ、良かった、、、」
受話器の向こうで、多分男は崩れたのだろう、
余程疲れていたのが感じ取られた。


次の日、オープン直前に取材班が来た。
電話の男はデレクターだったが、
服はヨレヨレで顔はやつれている。
完全に放浪人だ。
取材を無事終え、
男は私を、神のように敬ってくれた。


そりゃ〜そうだろう、長い長い放浪が、
今、幕を閉じようとしているのだから、
そして鶴瓶さんの友人である。
ある社長を紹介し、一向は何度も頭を下げ、
去っていった。


収録を無事終えたようで、
放浪人から、お礼の電話があった。
「坂本さんが、出た瞬間、師匠の顔色が変わり、
モニターを覗き込んでましたよ」
との事だったのだが、それには訳がある。
先に述べた「親父ギャグを言うマスター」も
関西ローカルの鶴瓶さんの番組なのだ。


それに出演し、直後がこの番組なのだ。
そりゃ〜鶴瓶さんも見覚えがあるだろう、
番組は高視聴率で、放送は無事終えた。


暫くたったある日、紹介した社長から、
連絡があり、ある場所に招かれた。
そこに鶴瓶さんがいた。


番組の成功の御礼を言いたいとの事だった。
開口一番「さかもっちゃ〜ん」と呼ばれた。
私の学生時代のあだ名なのだが、
こういう所が、鶴瓶さんが、多くの人の愛される秘訣なのだろう、
何度も、何度も、あれはホンマにガチンコなのか?
と尋ねられたが、それは本当だ。
しかしその社長と丁度、疎遠になっていたところを、
タイミングよく、私が繋げたので、それが信じられなかったようだ。


それからも何度かお会いしている。
若い時から好きだった。鶴瓶さんだ。
今後の御活躍にも期待しております。